鍋島焼　カセキハシオキ　6Pセット　

佐賀県伊万里市、かつての藩御用窯大川内山で職人が作る化石を模した鍋島焼の箸置セットです。

化石の部分が凸型に浮き出るように彫りあげる陽刻という技法で、原型師が手作業で石膏に化石を彫り上げます。それを原型として、型を起こすことで、まるで本物の化石のような凹凸が生まれます。その型に、磁器の土を入れ成形し、その後飴色に溶けるガラス質の釉薬を施し、1300℃で焼成すると、彫り上げた溝の部分には厚く、浮き出た部分には薄く掛かった飴釉に濃淡がうまれ、化石の陰影がより鮮明になります。陽刻と釉薬によって模様が浮き出るという表現方法は鍋島焼では江戸時代から伝わるもので、鍋島焼の伝統的な釉薬「青磁釉」を用いられた。カセキハシオキでは化石の質感を出すために飴色の飴釉を使用しました。

箸置セットの中にはカンブリア紀から白亜紀までの代表的な動植物の化石を模した磁器製の箸置が６種類入る。内容は三葉虫、アンモナイト、シーラカンス、シダ種子類、モササウルス、ティラノサウルス。